smpl

Tone Bender History に関する記事

<<前の10件 1

TONE BENDER HISTORY (03)
2015/05/21

■ TONE BENDER (MK1) part.2 1965年に発売されたTONE BENDERは、市販された初のイギリス製歪みエフェクターでした。当時のイギリスの音楽シーンはアメリカのポップ・ミュージック(特に黒人音楽)の強い影響下にありながらも、わりと保守的なアメリカのミュージシャンとは距離を置き、独自に「新しいことを探そう」という野心に溢れていました。もちろんそこには(ビートルズを筆頭に)英国ミュージシャンが国内だけではなく世界中を席巻していたことにもあらわれているでしょう。英国のミュージシャン達は、我先に、とばかりに新しい音楽、新しいプレイ方法、そして新しい「音」にどん欲だった時代とも言えます。

TONE BENDER HISTORY (02)
2015/04/29

■ TONE BENDER (MK1) 1965年夏。TONE BENDERの生みの親ゲイリー・ハーストは自作のファズ・ペダルを商品化することにしました。というのも、プロトタイプとして10ケほど作った木製の試作品TONE BENDERがイギリスのミュージシャン中で話題となったからです。このファズの噂を聞きつけ、ゲイリー・ハースト本人の元へ「アレが欲しいんだけど」とオーダーを発注したギタリストの中には、スティーヴ・ウィンウッド(当時スペンサー・デイヴィス・グループに在籍)やジェフ・ベック(当時ヤードバーズに在籍)もいました。

TONE BENDER HISTORY (01)
2015/04/18

■ THE BIRTH OF THE LEGEND pt.1 今から50年前、1965年の初夏のお話です。 当時イギリスで大人気を誇ったグループに、ジョン・バリー・セヴンというグループがありました。一応そのグループ名通りに7人のメンバーがいることになっていましたが、リーダーで作曲を担当したジョン・バリーは、ステージ演奏には殆ど参加していません。もちろんこのジョン・バリーは、後に映画音楽の分野で世界的巨匠と呼ばれる大作曲家その人でもあります。

TONE BENDERとは...
2015/04/12

 FUZZ(ファズ)。英単語の意味としては「毛羽立った」とか「ボンヤリと境界がハッキリしない」という意味の言葉です。しかし楽器関連の単語としては、その歴史上最も古くから存在する歪み系ギター・エフェクターとして知られています。

筆者紹介

TATS
(BUZZ THE FUZZ

ミック・ロンソンに惚れてから、延々とTONE BENDERの魔界を彷徨う日々を送る、東京在住のギター馬鹿。ファズ・ブログ「BUZZ THE FUZZ」主筆。スペインMANLAY SOUNDとの共同開発で各種TONE BENDERのクローン・ペダルを企画・発売すると同時に、英JMI~BRITISH PEDAL COMPANYでのTONE BENDER復刻品の企画・発売にも協力。季刊誌「THE EFFECTOR BOOK」(シンコーミュージック刊)ではデザインを担当。

category

関連リンク