■ROBERT FRIPP and HIWATT (Part. 3)キング・クリムゾンとロバート・フリップのお話、(一応)その最後の回です。ロバート・フリップが70年代に使用したアンプはハイワットDR103でしたが、実はフリップ以外のメンバーもそろってハイワットのアンプを使用していました。1974年、解散直前のキング・クリムゾンのラインナップはロバート・フリップ(g)、ビル・ブラッフォード(dr)、ジョン・ウェットン(b)、デヴィッド・クロス(vl)という4人でしたが、ドラム以外のメンバー全員が同じくハイワット・アンプを使用しています。
■ROBERT FRIPP and HIWATT (Part. 2) 前回の当コラムにて、アンプとエフェクトの乗り、という話を書きました。また、キング・クリムゾン(以下KC)のロバート・フリップはそこを重視してハイワットのアンプヘッドを選んだのだろうという推測も書きましたが、前述通り、ロバート・フリップが使用したファズは、初期にはバーンズBUZZAROUND、中期?後期はギルドFOXEY LADYでした。
■ROBERT FRIPP and HIWATT (Part. 1) いやー、なんと来日しちゃいますね、キング・クリムゾン。公演は12月中旬なのですが、追加公演を除けばすでに10月の時点でほとんどのチケットがソールドアウトしているという熱狂ぶりです。スゴイですね。で、今回はそのキング・クリムゾン(以下KC)のギタリスト、ロバート・フリップとハイワット・アンプのお話を書こうと思いますが。 日本ではKCの人気はもう絶大でして、「プログレッシヴ・ロックの頂点」に位置するグループと捉えられる機会も多いです。全世界的な評価で言えばあまりそういうことはないのが実情ですが、世界中に熱狂的なファンがいることは間違いありません。ですから2011年にギタリストのロバート・フリップが「音楽活動を引退する」と公表し、実際に数年間一切音楽と関わらなかったとき、世界中が悲しみに(笑)落ち込んだものです。で、「やっぱり復活するわ」となった2014年、世界中が狂喜乱舞(笑)したのも当然なわけですね。で73_RF02すから今回の来日公演のチケット瞬殺騒動も、なるほど当然だな、と思えるものです。
TATS
(BUZZ THE FUZZ)
ミック・ロンソンに惚れてから、延々とTONE BENDERの魔界を彷徨う日々を送る、東京在住のギター馬鹿。ファズ・ブログ「BUZZ THE FUZZ」主筆。スペインMANLAY SOUNDとの共同開発で各種TONE BENDERのクローン・ペダルを企画・発売すると同時に、英JMI~BRITISH PEDAL COMPANYでのTONE BENDER復刻品の企画・発売にも協力。季刊誌「THE EFFECTOR BOOK」(シンコーミュージック刊)ではデザインを担当。