
ハイワット。その名はマーシャル、VOX、オレンジ等と並んで、ロック・ギターの歴史を長らく彩ってきた重要な位置を占めるアンプ・ブランドの名前です。ハイワットのアンプが世に知られるようになって以降、その堅牢かつ斬新なサウンドは発生国であるイギリスのみならず、世界中で熱い支持を集めています。それはブリティッシュ・ロック全盛期の60?70年代において、「斬新、かつ堅牢」というプロのギタリストが求めていたアンプの理想像に他なりませんでした。
21世紀となった今では、もちろん世界中のアンプ・ブランドやアンプ・ビルダーが研究を積み重ね、多種多様なアンプが日々発売され続けていますが、そんな今日であっても、ハイワット・アンプの魅力は失われていません。それはなぜか。異論もあろうかと思いますが、ブリティッシュ・ギター・サウンドの殆どは、ハイワットDR103が誕生した時点ですでにある程度究極に近い位置まで突き詰められていたから、と考えることができるからです。
そして1967年、デイヴ・リーヴスに最初の転機が訪れます。それはサウンド・シティーという楽器ブランドからの発注でアンプの制作を請け負う仕事をもらったことです。この時彼は前述の退職金に加え、アンプ製造の契約料として更に800ポンドを手にします。アンプ製造を「本業」とすることにしたデイヴ・リーヴスは、その製造工程を考えてさらに大きなガレージを持った物件へと引っ越しました。TATS
(BUZZ THE FUZZ)
ミック・ロンソンに惚れてから、延々とTONE BENDERの魔界を彷徨う日々を送る、東京在住のギター馬鹿。ファズ・ブログ「BUZZ THE FUZZ」主筆。スペインMANLAY SOUNDとの共同開発で各種TONE BENDERのクローン・ペダルを企画・発売すると同時に、英JMI~BRITISH PEDAL COMPANYでのTONE BENDER復刻品の企画・発売にも協力。季刊誌「THE EFFECTOR BOOK」(シンコーミュージック刊)ではデザインを担当。