現代のフェンダー最高峰のギターを製作するトレーニングと経験を積み、選ばれた一流の職人・マスタービルダー。情熱と努力で最高の称号を得た、「夢をつくる」男たちを紹介します。

Todd Krause

Todd Krause

写真 そのキャリアは、1981年に入社したシャーベル/ジャクソン社(現在はフェンダー・ミュージカル・インストルメントの傘下)に始まります。そこで腕を磨き、フェンダー社の製作を請け負うようになった時期を経て、1987年にマイケル・スティーブンスと共にカスタムショップを立ち上げたジョン・ペイジに、自らフェンダー・カスタムショップで働きたいと伝えます。

 1991年3月にフェンダー・カスタムショップの一員となり、一流ミュージシャンの楽器を製作する経験に恵まれ、1997年マスタービルダーとなります。エリック・クラプトン、ジェフベックが使用するギターを製作する職人として世界中で人気を得、近年ではエリック・クラプトンが使用していたブラウニーギターのトリビュートモデルを製作して話題となりました。またハローキティの顔をパールでデコレーションしたストラトを製作するなど、幅広い感性は常に注目を浴びています。

写真 重要な使命を与えられた彼は、One Off Builder(一本物楽器製作職人)、R&D Model Maker(研究開発楽器製作職人)、Woodworking Machinist(木工機械製作工)、そしてついにMaster Builder(世界最高峰の楽器職人、夢をつくる男)へと伝説を歩んできたのです。

Yuriy Shishkov

Yuriy Shishkov

写真 最高のギターを製作するため、それに必要な工具の製作から始める、ドリームギターを完成へと導く職人。旧ソビエト連邦出身の彼は独学でギター製作を始めました。当時のソビエトでは、ギターは裕福層だけが入手可能な高価な代物で、とても購入などできない彼は自分のギターを手に入れるために、自作の工具を用いてギターを完成させます。そして友人からもオーダーが入るようになり、ギター製作への情熱は、いつかアメリカでギター製作をしたいという夢を抱くまでになりました。

 1990年、その夢を叶えるため妻と共に渡米、イリノイ州・シカゴに移住します。彼の魔法の様なルネッサンスギターは瞬く間に評判を呼び、ワッシュバーンのマスター・ルシアーとして迎えられます。そこでダイムバッグ・ダレル、ジミー・ペイジ、ヌーノ・ベッテンコート、ポール・スタンレー等のトップ・ミュージシャンの楽器を製作し頭角を現してきました。

写真 2000年、フェンダー・マスタービルダーにふさわしい一流の職人を探しているという話を聞きつけ、当時フェンダー・カスタムショップのマネージャーであったマイク・エルドレッドにコンタクトをとり、フェンダー・カスタムショップのエリート・チーム、マスタービルダーの一員となりました。彼のギターづくりの夢への足取りは、世界中のギターマンにも夢を与えることになりました。

John Cruz

John Cruz

 1986年にフェンダー社に入社し、床掃除から始まった6年間の下積み時代に、1961年からフェンダーに勤務しているネック・ファイナルサンディングの伝承人、ハービー・カステラムより年代ごとの細かいネック・シェイプの違いを学びます。1993年、ジョン・ペイジに見込まれ、カスタムショップの一員となります。それから10年後の2003年、マスタービルダー昇格となります。彼の努力は認められ、翌年100本限定製作されたスティーヴィー・レイ・ヴォーンのNumber Oneストラトキャスターは、ジョン・クルーズ一人に任せられたのです。

写真 レリック加工はビルダーの中でも最高峰の技術と経験があり、ロリー・ギャラガー、マディ・ウォーターズの両モデルにも関わりが深く、この技術をカスタムショップ全体にも実演し広め、クォリティ維持と向上にも役立てています。ジョン・メイヤーも自らのギターに激しいレリック加工を施す際に、ジョン・クルーズに教えを受けたそうです。

 ヴィンテージ・スタイルのギターを得意とするジョン・クルーズですが、現代的な美しいデザインのNOSスタイルも近年評価があります。工場を訪れると新作の意見を常に求めてくるなど、かのレオ・フェンダーのように、意見を取り入れ夢を形にするギター製作の極意が、彼の中にも流れ続けているのです。

Paul Waller

Paul Waller

 ポール・ウォーラーは優れたウッドワーカーの血を引いていて、彼が初めてギターを製作したのは14歳のとき。父親との木工遊びから、自然とギター製作へと導かれていたのです。その後彼のギター製作への興味はとどまる事が無く、広くトレーニングを積むため、アリゾナ州・フェニックスにある、ロベルト・ベン・スクール・オブ・ルシアリーでアーチトップギターの製作を専攻し、2000年に卒業します。

写真 2003年フェンダー社に入社後の2年間、世界でトップレベルを誇るギタールシアーであるボブ・ベネデット(1999年から2006年までフェンダーやギルドのアーチトップギターを担当、現在ではBenedetto Archtopとしてアーチトップギターのボディシェイプの代名詞となっている)の傍で働き、マーク・ケンドリック、トッド・クラウス、ユーリ・シシコフ、ステファン・スターンといったビルダーに師事し、多くの得意分野の技術を身につけて、2010年、マスタービルダーとなります。

 休日には自宅のガレージで車をレストアし、冬はスノーボードを楽しむ、多趣味な現役最年少のマスタービルダーです。

Jason Smith

Jason Smith

写真 1995年、フェンダー社に入社。ギターの梱包業務から始まり、一流の職人になりたいとの思いから、チャンスがあればカスタムショップのどんな些細な仕事でも進んでこなし経験を積んできました。その後、伝説のマスタービルダー、ジョン・イングリッシュ(故人)の元で5年間修行し、2006年、マスタービルダーの称号を得たのです。

 ジェイソン・スミスの父親はダン・スミス(1980年代経営不振であったフェンダー社を立て直すために、人事的側面、品質と企画を改善した、R&D部門のレジェンド・フェンダーマン)で、エスプリ・モデル(旧ロベン・フォードモデル)は最初に開発したギターであった。父親の姿を見ながら育ったジェイソン・スミスがフェンダーマンになる夢を持つということは、DNAに組み込まれていたことなのでしょう。写真

 父親譲りのフェンダー愛と探求心、ジョン・イングリッシュ譲りの確かな技術で、将来のフェンダー・カスタムショップを担うことになるでしょう。

 「僕にとってフェンダーは家族のような存在だった」(ジェイソン・スミス)

Greg Fessler

Greg Fessler

 1990年にフェンダー・カスタムショップに加入。入社当時は詳しい知識と技術は無かったものの、指板とフレットの仕上げセクションでの3年間で身に着けた技術がジョン・ペイジの目に留まり、ロベン・フォード・モデルを製作スタートさせたジーン・ベイカーのアシスタントに任命されます。半年後にはロベン・フェード・モデル選任ビルダーとなり300本を超えるロベン・フォード/現エスプリ・モデルを製作。1993年暮れには4年という短期間でマスタービルダーに昇格したエリートです。

写真 ギタリストのニール・ショーンは、グレッグ・フェスラーのショーモデルをひと目惚れし、購入後電話越しにギターを弾き、さらに数本のオーダーをしたそうです。フロイド・ローズ・ユニットのカスタムギターを製作するなど、今まであまりストラトになじみのなかったニール・ショーンのために最高のストラトを仕上げました。

 指板とフレットの仕上げにはこだわりを持って心地の良いフィーリングに仕上げているといいます。原点を忘れずギター製作に没頭し続けるマルチ・ビルダーです。

Dale Wilson

Dale Wilson

写真 2003年にフェンダーに加わり、2005年にカスタムショップの一員となります。フェンダーに来る前は、ドブロ、リッケンバッカーで従事し、カスタムショップのマスタービルダーとなる前は、ギルド、グレッチ、べネデットと、あらゆる構造のギターの製作に携わってきました。その経験が周囲の注目を浴び、2011年にマスタービルダーとなった後、シェリル・クロウの1959 Custom Telecaster Relicを担当し、ヴィンテージ・スペックも得意であることを証明しました(60本完全限定で製作されたこのモデルにはシェリル直筆のサインが付属。そして、2012年10月全米乳がん制圧月間にあたり全米乳がん基金に寄付されました)。

 高校を卒業後小さなギターショップでギターの修理、モディファイを行っていて、気がつくといつもギターのことばかり考えていたといいます。

 「ロックスターになろうとは思ったことはなく、いつも究極のギターを作ることを夢見てた。僕にとってはプレイヤーがロックスターを目指すのと同じことだった」(デイル・ウイルソン)

Dennis Galuszka

Dennis Galuszka

写真 13年間家具職人であったデニスは当時勤めていたキャビネット・メーカーのオーナーと共にアコースティックを製作し、ギター職人への情熱に火がついてしまったといいます。1999年、同じバンドで演奏していたマスタービルダーのフレッド・スチュワート(マスタービルダー在籍期間1991-2001)の薦めで、念願のカスタムショップの一員となることができました。

 デニスと同じく家具職人であったステファン・スターンとグレッグ・フェスラーの助手をしながら、家具職人時代に培った木工技術を活かし、瞬く間に頭角をあらわして入社8ヵ月後の2000年にはマスタービルダーに昇格します。

写真 ジョイント部分をタイトにするのがデニスの腕の見せどころだといいます。

 「自分が家具作り出身と言うのが影響しているのかもしれないが、タイトに作らないと弦は振動しない」(デニス・ガルズカ)

 デニスは物事を冷静にシンプルに捉えることが出来る、木工のスペシャリストです。

夢を届ける男

出荷管理スペシャリスト、フレッド・コナー

Fred Connor -Fender Custom Shop Shipping- 15 years

写真

※動画は特別にパッキング・デモンストレーションを行った際のものです。ギター本体はまだ入っておりません。

現地買い付け品リスト

5月入荷予定、予約受付中です。


Fender Custom Shop 50s Telecaster Relic 1pc Ash Body 2TS


Fender Custom Shop 60s Telecaseter Relic VBL/R


Fender Custom Shop 63 Telecaster Relic Dakota Red


Fender Custom Shop L-Series 64 Jazzmaseter Relic A3T


Fender Custom Shop Nocaseter Relic NBLD Vintage Specs


Fender Custom Shop L-Series 64 Precision Bass Heavy Relic Black

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イシバシ楽器横浜店
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デューク工藤・プロフィール

デューク工藤 渋谷店での6年間に数々のリジェンダリーを経験。その後池袋店にてスターキー☆星と出会いリジェンドを伝承する。ただいま横浜店で新たなるギターマンの夢を追いかけている。

 彼自身のフェイバリットミュージックはロック、カントリー、ブルースとサウンド面でもギターサウンドに精通。

 「宝物探しのお手伝いを親切丁寧にいたしますので心より御来店お待ちしております。」(Duke)

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