ギブソンレスポール徹底比較

憧れのギブソン・レスポールを手にしよう!

1952年に“レス・ポール”という一人のギタリストのモデルとして登場して以来、時代に合せながら常に改良を重ねて進化し続け、現在、最も有名で世界中のギタリストに愛され続ける人気のエレキギター“レスポール・スタンダード”が4年振りにリニューアル!

今年発売された2012モデルを、2008モデル、そして伝統的なレスポールスペックを継承している“トラディショナル”モデルと合わせて3機種を徹底比較いたしました!それぞれの良さ、本物のレスポールとしての進化をご覧下さい。

  • Les Paul Standard (2012 spec)

    2012年発売の最新モデル!従来のコイルタップを遥かに超えたシングルサウンドを表現する最新のコントロールを搭載。2008よりさらに進化を遂げたまさにニュー・スタンダードと言えるでしょう。

    2012

  • Les Paul Standard 2008

    2008年発売チャンバード構造、非対称ネックなどモダンスペックを採用。革命を起こし進化を遂げたレスポールです。

    2008

  • Les Paul Traditional

    伝統的なレスポール・スタンダードの作りを継承し50sネックで図太いサウンドで王道と呼べるスペックです。

    traditional

HEAD

ギブソンの象徴であるヘッドシェイプに自慢の“Gibson”ロゴが映えます。

その下には、本物の証“Les Paul MODEL”の文字が入り、その下、ネックの反りを調整するトラスロッドがあるベル型カバー部分にはそれぞれのモデル名が入ります。

  • 2012

    Truss Rod Cover

    Standard

  • 2008

    Truss Rod Cover

    Standard

  • Traditional

    Truss Rod Cover

    Traditional

TUNERS

スタンダード2012モデルと2008モデルのペグ(チューニングキー)はグローバー製のロックチューナーを搭載。

裏にあるツマミで弦を固定することが出来るので、普通のペグのように弦を何周も巻く必要がなく、弦交換がスムーズに行えます。またチューニングの安定性も増しております。

トラディショナルには伝統的なクルーソン・スタイルで、ヴィンテージ・レス・ポールと同じくチューリップ・ボタンを採用。クラシックなイメージを引き立てます。

  • 2012

    Tuners

    Grover Locking Kidney

  • 2008

    Tuners

    Locking Grover Keystone

  • Traditional

    Tuners

    Kluson-style Tone Pros with Green Tulip Buttons

NECK GRIP

画像でお伝えするのが非常に難しいネック・グリップですが、こちらも各モデルごとに特徴があります。

トラディショナルはギブソンらしい50's(フィフティーズ)スタイルで太めの標準的なラウンド・ネックを採用。

これぞレスポール!という印象のグリップ感です。

スタンダード2008モデルでは、ネック裏の頂点を6弦側に若干ずらしたアシンメトリカル(左右非対称)ネックを新規採用。6弦側を太めにし、1弦側を薄く仕上げることで親指以外の4本の指を指板に置き易くなり、また、親指側も握り込みやすく、演奏性を向上させる形になりました。

さらに、2012モデルでは、2008モデルで採用されたあシンメトリカルネックをベースとしながらも、全体を薄く仕上げ、さらに握りやすくプレイアビリティを高めました。

  • 2012

    Neck Profile

    Asymmetrical '60s SlimTaper

  • 2008

    Neck Profile

    Asymmetrical

  • Traditional

    Neck Profile

    50's Style

FretBoard

トラディショナルと2008モデルの指板のアール(丸み)は12インチというギブソン標準のアールを持っています。

ヴィンテージ・フェンダーが7.5インチですから、より平らに近く、フィンガリングに優れた形状です。

これに対し、2012モデルは、丸みのあるロー・ポジションからハイ・ポジションに行くにつれて平らに近づく(10~16インチ)“コンパウンド・ラディアス”を新規採用。

ロー・ポジションではコードを押さえ易く、ハイ・ポジションではチョーキングもスムースに、ソロを弾き易く仕上げてあります。幅広いジャンルで選ばれているレスポールとして様々なプレイスタイルに対応するための進化といえます。

  • 2012

    Radius

    10" - 16" Compound Radius

  • 2008

    Radius

    12"

  • Traditional

    Radius

    12"

最新機器の導入で確実なプレイアビリティを約束

プレックマシーン
2009 NAMM SHOWより

現在、ギブソン社では、プレック(Plek)マシーンという、弦を張った状態を再現して、フレットの高さを正確に計測していく、最新機器を導入しています。

これにより、どこのフレット、どこのポジションでもまったくデット・ポイントのない完璧なネック状態を作りあげています。

実際にギブソン社より入荷するモデルを多く検品していく中で、フレットに異常を感じるものはまずありませんと断言できるクオリティです。

手作業だとどうしてもフレットの打ち方にばらつきがでてしまう。そんな不安を解消してくれるプレック・マシーンはプレイヤーとしてとても安心できます。

BODY

ボディ材に使用されるマホガニー材について。トラディショナルのボディは、伝統的なレスポール・スタンダードと同じく、ゴルフボールほどの大きさの穴を複数作ることで重量をコントロール。適度な重さで平均的に4.0~4.5kgほどに仕上がっています。

2008モデルはボディ内部を完全にくり抜いたチャンバード構造で3kg台前半が多く、とても軽い仕上がりです。

そして最新の2012モデルはトラディショナルと2008モデルの中間で3.5~4.0kgほどのちょうど良い重量感が魅力です。

トラディショナルと2008それぞれのサウンドを踏まえた上で、適度な重量を保ちならがウェイト調整の進化を遂げています。

低音域にコシのあるトラディショナルか、高域の抜けが良い2008モデルか、よりバランスが向上した2012モデルか。

プレイスタイルに合わせてモデルを選ぶことが出来ます。

  • 2012

    Body Type

    Modern Weight Relief

  • 2008

    Body Type

    Chamberd

    ※写真は最初期の2008モデルのため、ジョイント方法が現行モデルとは異なります。現行製品はディープジョイントです。

  • Traditional

    Body Type

    Traditional Weight Relief

PICKUPS & NECK JOINT

トラディショナルは多くのギブソン・モデルに搭載されている57クラシックを搭載。その名の通り、1957年、ギブソンから始めてハムバッカー・ピックアップ(P.A.F.)が登場した時のものの再現をイメージとしたピックアップです。

2008モデルにはより出力のあるバーストバッカー・プロ・ピックアップを搭載。

そして2012モデルになると、バーストバッカー・プロにコイル・タップを可能にした4芯タイプのものを採用、コイルタップが可能となりました。

そして、ネック・ジョイント部分に注目。2008モデルから、スタンダード・モデルはディープ・ジョイントと呼ばれるネックが深く差しこまれる方法が採用。フロント・ピックアップの中ほどまでネックが伸びて差し込まれているのが見えるでしょう。ネックとボディの接地面積が増えることで、弦振動が循環しやすく、 ロング・サスティーンを生み出す仕組みになっています。50年代のオリジナル・レスポールに採用されていた工法です。一方、トラディショナル・モデルはフロント・ピックアップ部分にネックが見えていません。

  • 2012

    PICKUPS

    Coil-tapped BurstBucker Rhythm Pro (Alnico V)
    Coil-tapped BurstBucker Lead Pro (Alnico V)

    Joint

    Deep Joint

  • 2008

    PICKUPS

    Burstbucker Pro

    Joint

    Deep Joint

  • Traditional

    PICKUPS

    '57 Classic & '57 Classic Plus

    Joint

    Narrow Joint

BRIDGE & TAILPIECE

弦を支える重要なパーツであるブリッジとテイルピース部分です。基本的な形は3つのモデルで変わりはありませんが、トラディショナルは、弦の張力で各パーツと支柱が固定するナッシュビル・チューンオーマチックを採用。

近年のレスポールのスペックを周到しております。

2008モデルと2012モデルでは、トーンプロス社のロックタイプを採用しております。

ブリッジとテイルピースの端に穴があるのが見えるますが、ここにはイモネジが入っており、それぞれの支柱に締め付けてロックさせることができます。不要な振動を抑え、振動をダイレクトに伝えます。

よりプレイヤー目線に立ったパーツセレクトへと変更となっております。

  • 2012

    Bridge

    Tone Pros Locking Tune-O-Matic Style

    Tailpiece

    Tone Pros Locking Stop Bar

  • 2008

    Bridge

    Tone Pros Locking Tune-O-Matic Style

    Tailpiece

    Tone Pros Locking Stop Bar

  • Traditional

    Bridge

    Nashville Tune-O-Matic

    Tailpiece

    Stop Bar

Knobs & Output Jack

トラディショナルのノブはスピード・ノブと呼ばれる円柱タイプが付けられています。

2008や2012モデルのようなトップ・ハット・ノブに比べると、瞬間的に操作する時にコントロールしやすく、演奏中の調整に非常に役立ちます。

2008と2012モデルのノブは、50年代のオリジナル・レスポールと同じタイプを採用。クラシックなルックスがレスポールのトップを引き立てます。

アウトプット・ジャックは2008モデルにはノイトリック社製のロック式ジャックを採用。

誰もが一度は経験する“演奏中にシールド引っかかって抜けてしまう”といったアクシデント防止となります。

トラディショナルと2012モデルは耐久性に優れたメタル・プレートを採用。

  • 2012

    Knobs

    Amber Top Hat Push/Pull

    Output Jack

    Traditional 1/4"

  • 2008

    Knobs

    Amber Top Hats

    Output Jack

    Locking Neutrik Jack

  • Traditional

    Knobs

    Gold Speed Knobs

    Output Jack

    Traditional 1/4"

2012 New Control

タップ機能 タップ機能

2012モデルから新たに搭載されたタップ機能がすごい!

各ノブを引っ張ることで様々な機能を搭載しております。

各ボリューム・ノブをPULLした状態でピックアップがシングル・コイルへ切り替わります。

フロント・ボリュームはフロント・ピックアップ、リア・ボリュームはリア・ピックアップにそれぞれ対応。

ここまでであれば従来のコイルタップと同様ですが、2012モデルのコイルタップは一味違います。

ギブソンのハムバッカーを普通にタップしただけではコイルの巻き数がフェンダー系シングルには及ばず、どうしてもイメージしているシングルトーンよりスカッとしてしまうところですが、今回の新回路ではその差を感じさせないピュアなシングルトーンを生み出すことに成功しております。

ハムバッカーからシングルへ切り替えたときに、物足りなさを感じてしまうことがありません。

さらにフロント・トーン・ノブは、フェイズアウト・スイッチとして、ミックス・ポジションでの位相を切り替えます。

そしてリア・トーン・ノブは、ダイレクト・アウト・スイッチとなり、リア・ピックアップから出る信号をボリュームもトーンも介さない直の信号として出力します。ここぞというときのリード時にブースト効果としても使えます!

レスポール・サウンドに加えてこれだけ多彩なサウンド・バリエーションを得たことは非常に革新的です。

さて、いかがでしょう。各モデルの特徴をお伝えしてきましたスペックの違いによりサウンドもそれぞれ異なります。

トラディショナルは、伝統のスペックを周到し、ウェイト・リリーフを抑えたことで詰まったボディとなり、しっかりとした低音のレスポンスを持ちます。ハイゲインセッティングやリフに気持ちよく応えます。

2008モデルは大胆なウェイト調整を行ったことによって高域を表現力が高まりクリーン、クランチにマッチします。

2012モデルは2008をベースにボディバランスを重視したくり抜き加工のテンプレートに変更、低音が補われ幅広いレンジで豊かなサウンドを実現。新コントロールによるジャンルを選ばないサウンドバリエーションで確実な進化を遂げました。

レスポール・スタンダードの名に恥じないニューモデルの登場と言えます。

選べるレスポール!!アナタはどれがお好みですか?

  • レスポールスタンダード 2012スペック
  • レスポールスタンダード 2008
  • レスポールトラディショナル