FRACTAL AUDIOといえばAxe-Fxのモデル名で世のギタリスト、ミュージシャンに知れ渡っている高性能、高音質のギターマルチプロセッサーでございます。 最近ではAxe-FxⅡから更にメモリー、I/Oポートを増設したAxe-Fx ⅡXLが新しいモデルとしてラインアップされており、新たなるフラクタル・ユーザーを次々と取り込んでいます。

 そんなさなか、知っている方はもう既にご存知かと思いますが新たなモデルが登場するという情報がございます。 その名も、FX8 Multi-Effects Pedalboard!

今回、FRACTAL AUDIOの国内代理店であるオカダインターナショナルへ潜入し、実際にFX8とはどんなものなのかを探って参りました!

 

それではレポート開始!

 Axe-Fxはこれまで2Uのラックサイズのモデルとなっており、プログラムの切り替えを別途、フットコントローラー(FRACTAL AUDIO / MFC-101等)により行っておりました。 今回登場するFX8はフットスイッチを搭載したフロアータイプのモデルとなっており、この一台のみでフラクタルのサウンドを呼び出すことが可能なのです! FX8は名前の通りFX=エフェクトとなっておりAxe-Fxに搭載されているアンプやキャビネットのカテゴリー/モデルを持たず、コーラス、フランジャー、ディレイ、リバーブ等の 所謂、エフェクターと呼ばれる部分に特化したプロフェッサーとなっております!

 まず、FX8のトップにある大きな液晶画面には見慣れたレイアウト(配線)表示がございます。 Axe-Fxとの違いとしてはブロックごとの表記がAMP-CHO-DLYではなくFX1-FX2-FX3といった表記になっております。 並びとしてはFX1からFX8まで順番通りの並びになっており、各エフェクトブロック(FX1~8)にどの種類のエフェクターをインサートするか任意で選択できます。
 このレイアウト部分での大きな違いとして、Axe-Fxのレイアウトではひとつのブロックに複数のエフェクトの配置や源音信号をそのまま通すブロックを追加できましたが、このFX8では それを簡素化しシリーズ(直列)、もしくはパラレル(並列)のみのレイアウトとなっており、マルチエフェクターを使ったことのある方なら、すんなりと入り易い操作性となっておりました。 複雑すぎて扱えないと不安に思っていた方も、これなら思う存分、フラクタル・サウンドを自在に操ることができるのではないかと思います! 更にFX8の特徴として、Axe-Fxの場合エフェクトループを使って他のエフェクターを割り込ませる方法がありますが、このFX8はループしたエフェクトをインサートする場所をどこに持っていくか、 プリとポストをどこにするかを各プリセットごとに選択することが可能になっております! 例えばレイアウトで1~3までをプリとし、残りの5つをポスト側にすることができます。

 常に分かりやすいレイアウトですね。 信号の流れは、ギター→FX8のインプット→FX8のアウトプット(プリ)→アンプのインプット→アンプのセンド→FX8のインプット(ポスト)→FX8のアウトプット(ポスト)→アンプのリターン、という流れになります。  FX8に搭載されているエフェクト類はAxe-Fx Ⅱのものがそっくりそのまま入っていてパラメーターも全く同じ仕様になっており、フラクタル・ユーザーの方であれば直ぐに使いこなせる筈です! そして同じなのはパラメーターだけでなく、サウンド面においてもAxe-Fxとの違いを説

 FX8は、各エフェクトのオン/オフ、同じレイアウトを使用したシーンの切り替え、マルチならではのプリセットの切り替えの3つのモードを使い操ることができます! また、FX8のRELAYアウトを使ったTRSケーブルによるアンプのチャンネル切り替え等の外部の機器を操作することも可能です! RELAYアウトは1と2があり両方ともTRS対応でTIP、RING、BOTHの内、ひとつを選択することができます。 こちらはエフェクトブロック(FX1~FX8)を使用するので各プリセットごとに設定を変えたRELAYアウトが使えます! 同様にMIDIのカテゴリーもあり、任意のCCを設定し送信することも可能です!  そして、気になるのが本体右端の真ん中に大きく表記されたLOOPERの文字! モノラルで8分、ステレオで4分と充分な録音時間を設けているルーパーを全てのプリセットで使用することが可能なのです!

 ルーパーの使い方は本体にREC、PLAY、ONCE、DUB、UNDO、HALF、REVと分かり易く表記されております。 さっそくRECをスタートさせると液晶画面は特に何も無いまま録音が始まったのですが、PLAYのスイッチを踏み再生が始まった瞬間、 液晶画面に何かウネウネと動くものが...なんと、それは録音したフレーズが波形となってそこに写っているのです!

 これは凄いです!耳はもちろん、視覚的なフレーズのオーバーダブができるんです! これなら途中にブレイクが存在するようなフレーズでも波形を見ながら演奏の準備ができますよね!
 本体のサイズはFRACTAL AUDIOのフットコントローラー、MFC-101と同じくらいのサイズとなっており、やや重量はあるものの頑丈な作りとなっておりハードなライブにも対応できます!

 本体の写真を見て気付いた方、気になった方がいるかと思いますがフットスイッチの部分にプリセット・ナンバーやBANK UP、BANK DOWN、TEMPO、LOOPERで使用する各スイッチの役割などの 表記はあるのですが、他社のマルチエフェクターのように各エフェクトの表記が無いんです! 何故かと申しますと、これは各エフェクトブロック(FX1~FX8)にどのエフェクトを配置するかがカテゴリーとして決まっていないため表記できないということです。
 これでは少々やりづらいのではと思われる方もいらっしゃるかとは思いますが、これはFRACTAL AUDIOならではの自由度の高さのための代償ということでご納得頂けるのではないでしょうか。 どうしてもという方はエフェクトのカテゴリーを書いたステッカーを本体に貼って自分用にモディファイするのも楽しいかと思います!
また、プリセットの編集に関しましては今や殆どのマルチエフェクターがPCによる専用エディターを使い行っておりますので、難無く自分のサウンドを手にすることができるでしょう。

 あとはアンプを手に入れてしまえばエフェクトボードの煩わしい配線やトラブルは解消され高品質のサウンドがこの1台だけで完成されます! FX8の発売はまだ先となりますが、その間もアップデートを繰り返し脈々と更なる成長を遂げているとのこと!これは発売が待ち遠しいですね!

*FX8 Multi-Effects Pedalboardのお問い合せはイシバシ楽器 渋谷店 エフェクター担当まで!