レスポールにみる、「モディファイ・グレードアップ術」


パーツ担当「k」でございます。イシバシ楽器御茶ノ水本店のパーツ・アクセサリー専門「AB Parts」が贈る特集ページ。初心者から上級者まで、ストラトキャスターと並び愛用者が最も多いであろうレスポールタイプのギター。このレスポールにズババッとスポットライトをあて、レスポールにみる代表的なモディファイポイントをご案内したいと思います。サウンドに直結する部分、ルックスに直結する部分、ご案内とあわせて各部分に、私「k」がお恥ずかしながらもパーツをチョイスしてみました(滝汗)。レスポールは完成度が高く、土台となるネックやボディはあまりいじれないのですが、それでも目を向けるべきポイントはございます。改造やモディファイに興味を持ち始めた方や、これから改造をやってみたいけど全然わからないなー、という方にはぜひぜひ見ていただきたい!人とは違う自分だけのオリジナルギターを創造できる奥深きパーツの世界。ぜひぜひご参考くださいませませ!


代表的なモディファイポイントをご案内

ペグ

最近はレスポールなどトレモロ機能を持たないギターでも、弦交換が簡単になるためロック式のペグを取り付ける事も少なく無く、本家のギブソンでもロック式ペグを搭載しているレスポールがあります。モディファイなど改造目的で交換する際は取り付けサイズに注意が必要で(ペグに限りませんが)、見た目は似ていても形状や取り付け方法などに違いがあり、取り付けにネジ穴の変更だけですむ簡単な例から、ヘッドの穴を広げる必要がある大変な例まで、選ぶペグによっては加工の度合いに幅が出てしまいます。今回チョイスするのはGROVERのロック式ペグ「502C」ですが、画像のギターのようにペグをヘッド表から6角形のナットで固定するタイプであれば交換は簡単ですが、それ以外の場合は大きめの加工が必要になります。詳しくはご相談くださいませ。


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ピックアップ

エレキギターにとってピックアップはサウンドの要ですが、種類がとても多く求めるサウンドによって多種多様です。レスポール編ではヴィンテージ系、ハイパワー系、その他に分けてご紹介していきます!

- Vintage Style

ヴィンテージ系にはこちらの本家GIBSONの「57Classic」でいってみました。伝説的ピックアップ、オールドのPAFと同じ構造を再現しているということで、サウンド的には比較的ローパワー。ハムバッカーながらも程よくキレのあるサウンドが特徴です。ピックアップでガツガツとパワーを稼ぐタイプではないですが、幅広いジャンルに対応できると思います。ギブソンにて幅広く搭載されているモデルでもありますね。ポジションはネック、ブリッジどちらでもOK!

- Hi Power Style

ホットで歪ませやすいサウンドが持ち味のハイパワー系には、SeymourDuncanの「SH-4 JB Model」をチョイス。ダンカンの中でも特に人気があるこのモデルは、ピックアップ自体のサウンドはさほど低域を強調したモデルではないのですが、レスポール系のようなギター自体で太くマイルドなサウンドを持つギターとの相性がバツグンで、非常にバランスの取れた、歪ませてもエッジの利くヌケの良いサウンドが特徴です。ポジションは主にブリッジ側ですね。

- etc Style

ここでは最近人気のハムバッカーサイズのP-90をご案内。その中でもリーズナブルな価格で人気の、Seymour Duncan「PHAT CAT Model」です。近年、人気急上昇のP-90サウンド。しかしP-90はハムバッカーとピックアップ自体のサイズや取り付け方法が大きく異なるため交換が困難でした。そんな中、本家ギブソンを始め、各社発売してきたのが、このハムバッカーサイズのP-90というわけです。ハムバッカーサイズということなので、ほとんどの場合で木工加工が必要なく取り付けが可能のナイスアイデアなピックアップですね。ポジションはどちらでもOKですが、ネック側だけP-90サウンドというのも良いと思います。


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電気関係

音声を電気信号で出力するエレキギターにおいて、配線材、ポット、コンデンサなどの電気関係も音色を決定する重要な要所ですが、比較的簡単にグレードアップができるため、人気のモディファイポイントとなっています。ここでは定番のコンデンサと配線材を見てみましょう。

- コンデンサ

トーン用のコンデンサを変えることにより、トーン回路の影響下にあるピックアップのサウンドに変化を加えることができます。コンデンサの種類は千差万別で新品の現行品からNOSのヴィンテージまで様々です。今回のレスポール編では「VintaminQ」と並び人気のある「Orange Drop」をチョイスしました。容量は現代でのハムバッカーにおいて標準的に使用される0.02μF(0.022μF)です。

- 配線材

配線も重要なモディファイポイントになります。アンプとの接続で使用するシールドケーブルを変えるとサウンドが変わることは良く知られていますが、ギター内部の配線材も同様にピックアップからの信号が通る部分ですので変化がでます。素材、構造や太さなど千差万別ですが、ここではヴィンテージスタイルの1芯シールド線をセレクトしました。ギターによっては既に使用されているモデルもありますが、スイッチ-ポット-ジャック間を全てこのシールド線で結線し、ヴィンテージライクな仕様をイメージしました。


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ピックガード/エスカッション

パッと見の印象を決定付けるルックスの要ともいえるポイントですが、取り付けサイズで苦労する場合が多く、実は意外と敷居が高いポイントです。各部品の固定ネジ位置がずれる場合が非常に多く、その際はネジ穴の明け直しが必要です。"加工OK!"な方は大丈夫ですが、"無加工希望"の方には悩ましいところです。というわけでここでは選びませんでした。

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ノブ類

ノブもギターのデザイン上、重要なポイントですね。またルックスだけでなく操作性にも影響します。ヴィンテージスタイルを意識したり、オリジナリティ溢れるルックスを追及したり、感性の赴くままにチョイスしましょう。サイズはお使いのギターのポットやスイッチによって、大きく分けてミリサイズとインチサイズがありますので、それぞれに対応したサイズのノブを選びましょう。


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ブリッジサドル

ブリッジサドルは弦が常に触れているところで弦振動の基点とも言うべきポイント。ですので生音にダイレクトに影響します。素材にはブラス、チタン、ナイロン、タスクなどがあり、さらに形状やサイズなどがありますので、まずお使いのブリッジに対応しているアイテムかどうかを見極める必要があります。例えばコチラの画像のギブソンレスポールでは、ギブソンのナッシュビルブリッジを使用しています。これに対応したサドルということで、ここではKTSのチタンサドル「PR-06」をチョイスしました。チタン素材は個人的にはサウンドにキレと輪郭がプラスされるようなイメージで、さらにメーカーの説明ではサスティンの向上にも恩恵があるとのことです。


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テイルピース

ヴィンテージスタイルで行くならアルミテイルピースで行きたいところですが、ここはあえてTone Prosのテイルピースをチョイス。こちらはテイルピース本体にスタッドボルトへガッチリ固定するロック機能が付いたモデルです。一般的にテイルピースの素材で、重量が軽いアルミニウムなどはサウンドが軽やかになり、重量が重い亜鉛などは重量感のあるサウンドになる傾向にあります。また状況によってはサイズの関係もでてきますので、スタッドボルトが付属するのであれば、スタッドボルトまで含めて交換をしたほうが安心かも知れません。その他レスポールであればビグスビーを搭載してもカッコイイですね!


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スタッドボルト

テイルピースはそのままにスタッドボルトだけをグレードアップさせるのもOKです。最近ではオールドのレスポールで使用されていたという事で、ヴィンテージ志向の方には鉄素材のボルトが人気です。または特殊な機構のスタッドボルトで、テイルピースをガッチリ固定してしまうロック式のスタッドボルトも人気ですね。こちらのスタッドボルトでテイルピースをロックすることで、ボディにしっかりと固定され、テイルピース部分に隙間や遊びが無くなります。そのため弦振動がスポイルせず鳴りが向上するというスグレモノ。今回はコチラの「FIXER」をチョイス。スタッドボルトにはネジ部分の規格が大まかに分けてミリとインチサイズがありますが、画像のギターはギブソンなのでインチサイズを選びました。


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最後に


駆け足でお送りしましたがいかがでしたでしょうか?今回ご案内させていただいたポイントやチョイスしたアイテムはあくまで一部であり、パーツ交換によるモディファイやアップグレードの入口でしかありません。しかしこの入口をきっかけに「ハマると面白い」パーツの世界に興味を持っていただけると幸いでございます。ここでご紹介しきれないその他多くの内容は、別の機会に一つ一つ個別にご案内させていただきたいと思っております。エレキギターは言ってしまえばある意味パーツの集合体です。一つ一つは小さく、度合いの違いはあれど、それらが影響しあい一個のギターを形作っています。これらパーツの世界によって新たなる楽器の楽しみ方の発見、唯一無二の自分だけのオリジナルスペックのギター、そのお手伝いになればと思っています。ご不明な点やご質問などがございましたら、是非、イシバシ楽器御茶ノ水本店 AB-Partsまでご来店、ご相談くださいませ!



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